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「百舌鳥・中百舌鳥」の読み方と地名の由来

目次

「百舌鳥」「中百舌鳥」の読み方

「百舌鳥」の読み方は「もず」、「中百舌鳥」は「なかもず」と読みます。

「もず」は漢字で「百舌鳥」以外にも「百舌」「鵙」「万代」「毛受」「毛須」「裳伏」「藻伏」と書かれることがあります。

「百舌鳥」「中百舌鳥」が付く主な地名・駅名など

「百舌鳥」が付く地名は主に大阪府堺市堺区と北区にあります。

大阪府堺市堺区

地名

  • 百舌鳥夕雲町(もずせきうんちょう)

駅名など

  • 百舌鳥八幡宮駅(もずはちまんぐうえき)
    南海高野線
  • 百舌鳥駅(もずえき)
    JR阪和線

大阪府堺市北区

地名

  • 中百舌鳥町(なかもずちょう)
  • 百舌鳥梅北町(もずうめきたちょう)
  • 百舌鳥梅町(もずうめまち)
  • 百舌鳥本町(もずほんまち)
  • 百舌鳥陵南町(もずりょうなんちょう)
  • 百舌鳥赤畑町(もずあかはたちょう)
  • 百舌鳥西之町(もずにしのちょう)

駅名など

  • 百舌鳥八幡宮(もずはちまんぐう)
  • 中百舌鳥駅(なかもずえき)
    南海高野線、泉北高速鉄道、Osaka Metro 御堂筋線

宮崎県日之影町

地名

  • 百舌鳥山(もずやま)

「百舌鳥」という地名の由来(諸説あり)

もともと「百舌鳥」(もず)は鳥の名前で、体長約20センチほどの小さな鳥で、日本の全国各地で見ることができます。

地名の由来になった話として日本書紀のこんな話があげられます。
仁徳天皇が狩猟をしているとき、草むらから鹿が急にふらふらと飛び出してきて倒れました。よく見るとその鹿は死んでいます。不審に思った仁徳天皇とその一行は死因を調べようと近づくと、鹿の耳から百舌鳥が飛び出してきました。どうやら鹿の耳に飛び込んだ百舌鳥(もず)が耳の中(頭の中)で暴れたことが鹿の死因だったとか。

そのことからその地を「百舌鳥耳原(もずみみはら)」と呼んだという説があります。また、その反対でもともと「百舌鳥耳原」という地名があり、その地名を説明するために後付けで考えられた物語であるという説があるようです。

前方後円墳で有名な「仁徳天皇陵」の正式な名前は宮内庁のウェブサイトによると「百舌鳥耳原中陵」と呼ばれます。

出典元:LIFULL HOME’S PRESS | 堺市 | 天皇陵 宮内庁

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