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「茱萸木」の読み方
「茱萸木」という地名は多くの人が適当に読むことすらできない難読地名です。
というのも「茱萸」の2文字が日常生活でまったくお目にかからない感じだからです。
逆を言えば「茱萸」さえ読むことができたら、正しい読み方は想像できるかもしれません。
「茱」単体の読み方は「シュ」のみ、「萸」も「ユ」のみという読み方が限定された漢字です。では、「茱萸」と書いて「シュユ」と読むのか?というと、「シュユ」とも読みますが「ぐみ」と読むことが多いようです。
「茱萸 ぐみ」は「グミ科の植物」です。通常は漢字で書かずカタカナで「グミ」と書くことが多いため、茱萸の木自体は知っていてもこの字が使われることを知らない人はいるかもしれません。
6月頃に赤い実を付ける低木です。
そして「茱萸木」は「ぐみのき」ではなく「くみのき」と読みます。
余談ですが、MacやiPhoneの日本語入力で「茱萸木」は変換されません。また同じMacの入力システムATOKでも一発では変換されず、何度かスペースキーを押して変換する必要があります。
「茱萸木(くみのき)」が付く主な地名・駅名
「茱萸木(くみのき)」が付く地名は大阪府大阪狭山市(さやまし)にあります。
茱萸木(くみのき)が付く地名
- 大阪府大阪狭山市茱萸木
- 大阪府大阪狭山市東茱萸木
茱萸木(くみのき)が付く駅名
茱萸木(くみのき)が付く駅名はありません。
「茱萸木(くみのき)」という地名の由来
茱萸木(くみのき)の由来は、上でも紹介した「茱萸の木」が多く生えていたという説と、1263年(鎌倉時代)に発行された公文書「太政官符 だいじょうぶかんぷ」に、当地が「佐志久美岡 さしくみのおか」であるという記載があることから、茱萸木となったという説があります。
大阪府大阪狭山市の「大阪狭山市の歴史と魅力」という資料では「茱萸木が多く生えていた」説ではなく「佐志久美岡」説が由来と記されていました。
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